伝染性紅斑(リンゴ病)の流行状況について
石川県より感染症発生動向調査における伝染性紅斑患者の定点医療機関当たりの報告数が、令和7年第16週(4月14日~20日)で2.45人、第17週(4月21日~27日)で2.34人となり、警報の基準値にある定点あたり2人を2週連続で越え、大きな流行が発生または、継続しつつあることが疑われるため、警報が発令されました。
国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト(4月30日最新)の1医療機関あたり全国平均1.25人と比べると、高い数値となり感染状況も国内8位となっています。
そこで伝染性紅斑(リンゴ病)について簡単に説明したいと思います。
・小児に多い発疹性のウイルス感染症で、微熱やかぜ症状などの後に、両頬に赤い発疹(紅斑)や手足に班目の紅斑が現れます。
・これまでに感染したことのない妊婦が感染した場合、流産などのリスクの恐れがあります。
・紅斑が見られる期間にはほとんど感染力はなく、基本的には回復します。
1~2週間で症状は改善されますが、紅斑のみで全身状態が良い場合は登園できます。
日頃から、こまめな手洗いや、咳エチケットなどの基本的な感染対策を心がけて、みなさん元気に過ごしましょう。